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生態的同等種とは?

せいたいてきどうとうしゅ

生態的同等種とは、異なる地域に生息しながらも、生態系の中で同じような生態的役割(ニッチ)を果たしている別々の種のことです。

生態的同等種(せいたいてきどうとうしゅ、Ecological Equivalent)とは、系統的には異なる分類群(近縁でない種)でありながら、それぞれの生息する生態系において同様の生態的地位ニッチ)を占め、似た役割・生活様式を持つ生物種のことをいいます。収斂進化(convergent evolution)によって外見や機能が似た形質を獲得している場合も多く見られます。

生態系の中で「どんな食物を食べ、どんな天敵に狙われ、どのような環境を利用するか」という位置づけを生態的ニッチと呼びます。地理的に隔離された地域でも、同様のニッチを満たす生物が独立して進化してくることがあり、これらが生態的同等種です。

代表的な例として以下が挙げられます。

  • アフリカのライオンと北米のクーガー(大型肉食獣としての最上位捕食者)
  • アフリカのゾウとオーストラリアのジュゴン・マナティー(大型草食哺乳類)
  • オーストラリアのフクロモモンガと北米のムササビ(樹上滑空性小型哺乳類)
  • 南米のグアナコとアフリカのトムソンガゼル(草原の中型草食獣)

生態的同等種の概念は、生態系の機能的な安定性や種の多様性を理解する上で重要です。また外来種が侵入した場合、在来の生態的同等種のニッチを奪うことで生態系が崩れる問題にもこの概念が関係します。

使い方・例文

アフリカのサバンナのライオンと南米のジャガーは、どちらも食物連鎖の頂点に立つ大型肉食獣として生態的同等種の関係にあります。同じ祖先を持たなくても、環境に適応する中で似た役割を担うようになりました。

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