玩物喪志とは?
がんぶつそうし
玩物喪志とは、つまらないものに熱中するあまり大切な志や目標を見失ってしまうことを戒める四字熟語です。
玩物喪志(がんぶつそうし)は、「物を玩(もてあそ)べば志を喪(うしな)う」という意味の四字熟語です。珍しいものや娯楽などに夢中になりすぎて、本来の目的や大切な志を忘れてしまうことへの戒めとして用いられます。
この言葉の出典は中国の古典『書経』(尚書)の「旅獒(りょごう)」篇にあります。周の武王が諸侯から珍しい犬(獒)を献上された際、臣下の召公(しょうこう)が「珍奇なものに心を奪われてはなりません。物を玩べば志を喪い、人を玩べば徳を喪います(玩人喪徳)」と諫めたという故事に由来します。
現代においてこの言葉は、たとえば次のような状況で使われます。
- 受験生がゲームやSNSに没頭して勉強を怠る
- 仕事上の重要な課題を放置して趣味に時間を費やす
- コレクションや娯楽に過度に投資して本業が疎かになる
ただし、この熟語はあくまで「本来の志を損なう」ことへの戒めであり、趣味や娯楽そのものを否定するものではありません。情熱と本業のバランスを意識することの大切さを説いた言葉として、今日でも自戒や他者への助言の場面で用いられます。
使い方・例文
「ゲームに夢中になって資格の勉強を怠るのは玩物喪志だ」のように、本末転倒の戒めとして日常会話や文章で使われます。
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