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特発性血小板減少性紫斑病とは?

とくはつせいけっしょうばんげんしょうせいしはんびょう

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)とは、免疫の異常によって血小板が破壊され、出血しやすくなる自己免疫疾患で、皮膚の点状出血(紫斑)が特徴です。

特発性血小板減少性紫斑病(ITP:Immune Thrombocytopenic Purpura)とは、免疫系が自己の血小板を異物とみなして攻撃する自己抗体(抗血小板抗体)を産生し、血小板が脾臓などで破壊されることで血小板数が著しく減少する疾患です。現在は「免疫性血小板減少症(Immune Thrombocytopenia)」とも呼ばれます。

小児と成人では病態が異なる特徴があります。

  • 小児型:ウイルス感染後に急性発症することが多く、多くは数週間〜数か月で自然回復する
  • 成人型:慢性経過をたどることが多く、女性に多い傾向がある。根本的な原因は不明であることが多い

血小板が減少すると出血が止まりにくくなり、以下のような症状が現れます。

  • 皮膚への点状出血(紫斑)・あざができやすい
  • 粘膜出血:鼻血・歯肉出血・月経過多
  • 重症例:消化管出血・頭蓋内出血(生命に関わる)

診断は他の原因(薬剤性・骨髄疾患・肝疾患・SLEなど)を除外したうえで行われます。治療は血小板数と出血症状の程度に応じて決定されます。第一選択はステロイド薬で、難治例にはトロンボポエチン受容体作動薬・リツキシマブ・脾臓摘出術などが検討されます。血小板数が2万/μL以下で出血傾向が強い場合は入院管理が必要となります。

使い方・例文

特発性血小板減少性紫斑病は、健診や他の検査で血小板数の低下が偶然見つかったり、体中にあざや点状の赤い斑点(出血斑)が出現して受診し診断されることがあります。

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