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版画とは?

はんが

版画とは、彫刻や腐食などで作った版に絵の具やインクを付けて紙などに刷り取る美術技法で、同じ作品を複数制作できることが大きな特徴です。

版画とは、版(はん)と呼ばれる板や金属板などに図柄を刻み込んだり加工したりして、インクや絵の具を乗せて紙や布に転写する美術・印刷の技法です。一枚の版から複数の作品を刷ることができる「複数性」が版画の大きな特性であり、これが絵画や彫刻とは異なる独自の位置づけを与えています。

版画の技法はその版の種類によって大きく分類されます。

  • 凸版:版の出っ張った部分にインクを付けて刷る(木版画など)
  • 凹版:版に彫った溝にインクを入れて刷る(銅版画・エッチングなど)
  • 平版:油と水の反発を利用して刷る(リトグラフなど)
  • 孔版:版の穴を通してインクを刷る(シルクスクリーンなど)

歴史的には木版画が東アジアで古くから発展し、日本では江戸時代に浮世絵として花開きました。葛飾北斎の「富嶽三十六景」や歌川広重の「東海道五十三次」は版画の傑作として世界的に知られています。西洋では銅版画やエッチングがデューラーやレンブラントらの手によって高い芸術性を獲得しました。近代以降はピカソやアンディ・ウォーホルなど多くの芸術家が版画を制作し、現代美術においても重要な表現媒体であり続けています。

使い方・例文

「美術の授業で木版画に取り組み、彫刻刀で版木を彫ってから和紙に刷り取る工程を体験した。」展覧会の案内や美術教育の文脈でよく登場する言葉です。

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