絵の具とは?
えのぐ
絵の具とは、顔料を液体や膠(にかわ)などの展色剤と混ぜ合わせた、絵を描くための着色材料です。
絵の具は、色を出す「顔料(または染料)」と、顔料を画面に定着させるための「展色剤(バインダー)」を混ぜ合わせた絵画用の着色材料です。顔料は鉱物・植物・化学合成など様々な素材から作られており、展色剤の種類によって絵の具の特性が大きく変わります。
絵の具の主な種類と特徴は次の通りです。
- 水彩絵の具:展色剤にアラビアゴムを使用。透明感があり、水で簡単に溶ける。子どもから画家まで幅広く使われる
- アクリル絵の具:展色剤にアクリル樹脂エマルジョンを使用。水で溶けるが乾燥後は耐水性になる。速乾性が高く、様々な素材に描ける
- 油絵の具:展色剤に乾性油(リンシードオイルなど)を使用。乾燥が遅く、重ね塗りや混色がしやすい。プロの画家に多く使われる
- 日本画の岩絵の具:鉱石を砕いた顔料を膠(にかわ)で溶いて使う。独特の質感と発色が特徴
- テンペラ:卵黄などを展色剤とした、中世ヨーロッパで発展した絵の具
絵の具の歴史は古く、人類は洞窟壁画の時代から天然素材を使って色を描いてきました。近代以降は化学の発展により人工顔料が生まれ、色数・安定性・安全性が大幅に向上しました。現代では工業用途(建築・印刷・デザイン)から子どもの学習教材まで、多様な場面で活用されています。
使い方・例文
小学校の図工の授業で不透明水彩絵の具を使って絵を描いたり、美術系の大学生が油絵の具でキャンバスに作品を制作したりする場面でよく登場します。
この用語をシェア
最終更新: