本文へスキップ

木版画とは?

もくはんが

版画とは、木の板を彫刻刀で彫り、インクや絵の具をのせて紙などに刷り出す版画の技法で、日本の浮世絵にも用いられました。

版画は、版画技法のひとつで、木の板(版木)を彫刻刀で彫り、凸部にインクや顔料をのせて紙や布に転写(印刷)する凸版印刷の手法です。版木には桜・桂・朴(ほお)などの木材が多く使われます。

制作工程は主に以下の通りです。

  1. 下絵を描き、版木に写す
  2. 彫刻刀で不要な部分を彫り取る
  3. インク・絵の具版面に均一に塗る
  4. 紙をあてて「バレン」などで均等圧力をかけ、転写する

木版画の歴史は非常に古く、中国では唐代(7〜10世紀)にすでに書物の印刷に使われていました。日本では奈良時代に仏典の印刷に活用され、江戸時代には浮世絵の大量生産に欠かせない技術となりました。浮世絵の多色刷り木版画(錦絵)は、絵師・彫師・摺師の分業で高い完成度を実現し、葛飾北斎や歌川広重といった絵師の作品は世界的な影響を与えました。

西洋でもドイツ・ルネサンス期のアルブレヒト・デューラーが木版画で精細な作品を残したことで知られています。現代では、美術教育の場で版画の入門技法として広く採用されているほか、アーティストが独自表現を追求するメディアとしても木版画の魅力が再評価されています。

使い方・例文

小学校の図工の授業で下絵を彫刻刀で彫り、バレンで刷り上げる作業は木版画の基本的な制作体験として定番です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語