爪白癬とは?
つめはくせん
爪白癬とは、白癬菌(水虫の原因菌)が爪に感染し、爪が白濁・肥厚・変形する感染症です。
爪白癬(つめはくせん)は、糸状菌(皮膚糸状菌)の一種である白癬菌が爪甲に寄生することで生じる感染症で、「爪水虫」とも呼ばれます。日本人の成人の約10人に1人が罹患しているとされ、高齢者ほど有病率が高くなります。
感染経路は主に足白癬(足の水虫)からの波及です。白癬菌が足の皮膚から爪甲下(爪と爪床の間)に侵入し、爪甲を構成するケラチンを栄養源として増殖します。感染した爪は免疫が届きにくいため、自然治癒がほぼ起こらず、慢性化・悪化しやすい点が特徴です。
症状の進行は次のように分類されます。
- 初期:爪の先端や側縁が白っぽく濁り始める
- 中期:白濁が爪の根元方向へ広がり、爪が厚くなる(肥厚)
- 進行期:爪が黄〜褐色に変色し、もろくなってボロボロと崩れる
- 全爪型:爪全体が侵され、爪甲が脱落することもある
診断は爪の一部を採取して顕微鏡で白癬菌の菌糸を確認する検鏡法が基本です。治療には抗真菌薬の内服(テルビナフィン、イトラコナゾールなど)が主流で、外用剤(エフィナコナゾール爪外用液など)も選択肢となります。内服の場合、完治までに数か月を要します。糖尿病や末梢動脈疾患の患者では重症化リスクが高まるため早期治療が推奨されます。
使い方・例文
「足の水虫を放置していたら、いつの間にか親指の爪が黄色く厚くなってきた」という状況が爪白癬の典型例で、皮膚科で爪の一部を調べてもらい、内服薬による治療を行います。
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