無重力状態とは?
むじゅうりょくじょうたい
無重力状態とは、重力の影響が見かけ上なくなり、物体がふわふわと浮かぶように感じられる状態のことです。
無重力状態(むじゅうりょくじょうたい)とは、重力による加速度と同じ加速度で自由落下している物体が、重力を感じなくなる状態のことを指します。正確には「微小重力(microgravity)」や「無重量状態」とも呼ばれ、重力がなくなるわけではなく、重力に抵抗するものがない状態です。
身近な例でいうと、エレベーターが急降下するときに体が一瞬浮くように感じる現象がその原理に近いものです。宇宙ステーション内の宇宙飛行士が浮かんでいるのは、宇宙ステーションも宇宙飛行士も同じ速度で地球の周りを「落ち続けている」(公転している)ためです。
無重力状態が生活や人体に与える影響は多岐にわたります。
- 骨・筋肉の萎縮:重力に抗う必要がないため、骨密度が低下し筋肉が弱まる
- 体液の移動:体液が頭方向に移動し、顔がむくむ・目の圧力が変化するなど
- 平衡感覚の混乱:内耳が重力方向を感知できず、宇宙酔いが起きやすい
- 火の燃え方の変化:対流がないため、ろうそくの炎が球形になる
無重力環境は製薬・材料科学・流体力学など多くの科学研究に独自の条件を提供します。国際宇宙ステーション(ISS)では、地上では難しい実験が連日行われています。地上でも、パラボリックフライト(放物線飛行)を使って短時間の無重力状態を再現することができます。
使い方・例文
「宇宙ステーション内では無重力状態のため、飲み物をカップから直接飲もうとすると液体が球状に浮かんでしまう」のように、宇宙での生活の説明で使います。
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