無重力とは?
むじゅうりょく
無重力とは、重力の影響がほとんど感じられない状態のことで、正確には「微小重力」とも呼ばれ、宇宙ステーションの内部などで体験できます。
「無重力」は日常語として「物が浮く状態」を指しますが、厳密には微小重力(マイクログラビティ)という言葉が科学的に正確です。宇宙空間でも地球の重力は存在しており、国際宇宙ステーション(ISS)の高度(約400km)では地球表面の約90%の重力がはたらいています。それにもかかわらず飛行士や物が浮くのは、ISSが地球の引力で落下し続けながら同時に前方へ進む軌道運動(自由落下)をしているためです。落下中はすべてのものが同じ加速度で落ちるため、互いに重さを感じない状態になります。
このような状態は以下の場所・状況で生じます。
- 地球周回軌道上の宇宙ステーション・人工衛星の内部
- 放物線飛行をする航空機内(一時的に体験できる「無重力フライト」)
- 自由落下するエレベーターの中(理論上)
微小重力環境では、液体が球形になる・炎が球状に燃える・血液が頭部に集まるなど、地上では見られない現象が起こります。宇宙医学や新素材開発など、この特性を活かした研究が宇宙ステーションで進められています。
使い方・例文
国際宇宙ステーション内では無重力状態のため、飲み物をこぼすと水滴がそのまま空中に浮かんで漂います。
この用語をシェア
最終更新: