火砕堆積物とは?
かさいたいせきぶつ
火砕堆積物とは、火山噴火によって噴出した火山灰・軽石・火砕流などの固形物が積み重なって形成された地層や堆積物の総称です。
火砕堆積物(かさいたいせきぶつ)とは、火山の噴火活動によって生成・運搬・堆積した火山砕屑物(テフラ)をまとめた地質学上の概念です。火山噴火では溶岩流のほかに多量の固体・半固体の破片が放出されますが、これらが地表や水底に積み重なったものが火砕堆積物に相当します。
主な種類には以下のものがあります。
- 火山灰層:粒径2mm以下の細粒物質が広域に堆積したもの
- 軽石層:多孔質な軽石が積み重なったもの
- 火砕流堆積物:高温の火砕流が急速に流下して堆積したもの(溶結凝灰岩になることも)
- 火山礫層:粒径2〜64mmの礫が集積したもの
火砕堆積物は地層中に明確な鍵層(テフロクロノロジーの基準層)を形成するため、年代決定や地層の対比に広く利用されます。日本では各地の地質調査でしばしば発見され、過去の噴火履歴の解明に欠かせない資料となっています。また農業的には火山灰土壌として特有の性質を持ち、地域の土地利用にも影響を与えます。
使い方・例文
関東ローム層の多くは過去の火山噴火に由来する火砕堆積物で、関東平野一帯に広く分布しています。地質調査や遺跡発掘の際に火砕堆積物の層序を調べることで、噴火の年代や規模を推定できます。
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