本文へスキップ

テフラとは?

てふら

火山噴火によって空中に放出されたすべての固形噴出物の総称で、火山灰・軽石・火山弾などを含む地質学用語です。

テフラ(tephra)とは、火山噴火によって空中に噴き出され、大気中を移動したのちに降り積もる固形の火山噴出物の総称です。ギリシャ語で「灰」を意味する語に由来し、粒径や形状に関わらず空中輸送された火山砕屑物を一括して指します。

フラを粒径・形状によって分類すると次のようになります。

  • 火山灰:直径2mm未満の細粒で、広域に堆積する
  • 火山礫(スコリア・軽石):2〜64mmの粗粒。軽石は白色多孔質、スコリアは黒色多孔質
  • 火山岩塊・火山弾:64mm以上の大きな塊。火山弾は空中飛行中に外形が整形される

テフラは地質学・考古学で非常に重要な役割を担います。噴火のたびに特定の化学組成と年代を持つ層が広域に堆積するため、これを基準層(テフラ層)として地層の年代対比に使う「テフロクロノロジー(火山灰年代学)」が確立されています。例えば、姶良カルデラのテフラ(AT)は約3万年前の日本列島全域に広がる基準層として遺跡の年代特定に活用されています。

また、広域に大量のテフラが堆積すると農地や河川の被害・航空機への危害など社会的影響も深刻です。

使い方・例文

考古学の発掘調査で、ある地層から特定の火山噴火のテフラが検出されると、その地層の年代をほぼ特定できます。日本では鬼界アカホヤ噴火(約7,300年前)のテフラが縄文時代の年代決定に使われています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語