深礎工法とは?
しんそこうほう
深礎工法とは、人力または機械で大口径の立坑を掘削しながらライナープレートで坑壁を保護し、その底部に直接基礎コンクリートを打設する場所打ち杭工法です。
深礎工法(しんそこうほう)は、橋梁の橋脚や建物の基礎を支持地盤まで確実に伝達するための場所打ち大口径杭の施工工法です。深礎杭とも呼ばれます。
施工の流れとして、まず地表面から縦方向に円形の竪坑(たてこう)を掘り下げます。掘削と並行して鋼製のライナープレートをリング状に組み立てて坑壁を支え、地山の崩落や湧水を防ぎます。所定の支持地盤(硬い岩盤や砂礫層)に達したら孔底を清掃し、鉄筋を組み立てたうえでコンクリートを打設して杭体を構築します。
工法の特徴と適用条件は以下のとおりです。
- 直径が大きい(1m〜数mに及ぶ)ため高い鉛直支持力が得られる
- 孔底の地質を直接目視確認できるため支持地盤の信頼性が高い
- 急傾斜地や既設構造物近接など大型機械が入れない場所でも施工できる
- 山岳部の橋梁基礎や法面対策工に多く採用される
安全管理上の重要点として、坑内作業は酸欠・有毒ガス・崩落などのリスクがあるため、酸素濃度の管理・換気・退避計画が法令上も義務づけられています。近年は機械掘削の採用や遠隔管理技術の導入で安全性向上が図られています。
使い方・例文
山岳地帯の橋梁工事で急傾斜地に橋脚基礎を構築する際、大型杭打ち機が搬入できない現場で深礎工法による大口径杭が採用されます。
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