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深宇宙通信とは?

しんうちゅうつうしん

宇宙通信とは、地球から遠く離れた惑星探査機や宇宙探査機との間でデータをやりとりする通信技術のことです。

宇宙通信(Deep Space Communication)とは、地球から数百万km以上離れた宇宙空間を飛行する探査機宇宙船と地球の管制センターとの間で、科学データの受信や制御コマンドの送信を行う通信技術のことです。近地球軌道の人工衛星通信とは桁違いの距離・遅延・信号減衰に対処する高度な技術が求められます。

深宇宙通信の技術的な課題と対策には以下のものがあります。

  • 信号の著しい減衰:距離の2乗に比例して電波の強度が弱まるため、大口径パラボラアンテナと高感度受信機が不可欠
  • 通信遅延:電波は光速で伝わるが、火星まで約3〜22分、冥王星外では数時間の片道遅延が生じる
  • 誤り訂正技術:弱い信号でも正確にデータを復元するため、ターボ符号などの高度な誤り訂正符号を使用
  • 電波周波数:Xバンド(約8GHz)やKaバンド(約32GHz)など高周波帯を使用して大容量データを伝送

NASAは世界3か所(米カリフォルニア州、スペイン、オーストラリア)に大型アンテナを設置した深宇宙ネットワーク(DSN)を運用しており、地球の自転に関わらず常時探査機との通信を維持できます。JAXAも臼田宇宙空間観測所(長野県)と内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)に大型アンテナを保有しています。

ボイジャー1号のように太陽系外縁を飛行する探査機との通信では、極めて微弱な信号を拾い上げる技術の粋が求められます。深宇宙通信は惑星探査の成否を左右する根幹技術です。

使い方・例文

火星探査車が撮影した画像データは、NASAの深宇宙通信ネットワークを通じて地球に届くまで10分以上かかることがあり、リアルタイムでの遠隔操作ができないためプログラムで自律的に動作させています。

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