消滅危機言語とは?
しょうめつききげんご
「消滅危機言語」とは、話者数の激減や高齢化により、近い将来に使われなくなる可能性が高いとされる言語のことです。
消滅危機言語(しょうめつききげんご)とは、話者数の著しい減少や高齢化、社会的な使用機会の喪失などにより、このままでは数十年以内に消えてしまう危険性があると判断された言語を指します。ユネスコ(国連教育科学文化機関)などの国際機関が定期的に調査・分類を行い、世界中の消滅危機言語をリスト化して保護活動を促しています。
世界には現在およそ6,000〜7,000の言語が存在するとされますが、そのうち半数以上が今世紀中に消滅する可能性があるとも言われます。消滅の主な要因としては以下が挙げられます。
- 国家の公用語や多数派言語への吸収・同化
- 都市化・グローバル化による話者のコミュニティ離散
- 次世代への継承断絶(子どもが学ばなくなる)
- 政治的抑圧や強制的な言語統一政策の歴史的影響
日本においても、アイヌ語(北海道)、八重山語・与那国語(沖縄県)などが深刻な消滅危機にあるとユネスコに指定されています。これらは独自の文化・世界観・口承文学を持つ言語であり、その消滅は言語的多様性だけでなく、文化的遺産の喪失をも意味します。
消滅危機言語の保護には、記録・保存(辞書・文法書・音声資料の作成)、教育機関での教授、話者コミュニティの復興支援などが有効とされています。言語の多様性は人類の知的遺産であるとの認識から、国際的な保護活動が進められています。
使い方・例文
アイヌ語や与那国島の与那国語は、日本のユネスコ指定の消滅危機言語として、学者や地域住民が記録・継承活動に取り組んでいる例として挙げられます。
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