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海底峡谷とは?

かいていきょうこく

海底峡谷とは、大陸棚大陸斜面を深く刻む急峻な谷地形で、陸上の渓谷に匹敵する規模を持つ海底の地形です。

海底峡谷(かいていきょうこく、Submarine Canyon)とは、大陸棚大陸斜面上に形成される、急勾配で深く刻まれた谷状の地形です。水深数十メートル大陸棚縁辺部から数千メートルの深海底まで続くものもあり、その規模はグランドキャニオンに匹敵するほど巨大なものも存在します。

海底峡谷の形成要因はひとつではなく、複数のメカニズムが複合的に関わっています。

  • 河川の侵食:氷河期に海面が低下した際、河川が現在の大陸棚まで流れ込んで侵食した痕跡が残ったと考えられるケースがあります。
  • 乱泥流(タービダイト流):海底で大量の堆積物が一気に流れ下る乱泥流が、長年にわたって海底を削り込む主要な力とされています。
  • 海底地すべり:急な斜面で発生する大規模な地すべりが峡谷の拡大に寄与することがあります。

海底峡谷は深海と浅海をつなぐ堆積物の輸送路として機能しており、陸上から流れ込んだ有機物や土砂が深海に運ばれる「ベルトコンベア」の役割を果たします。これにより、深海生態系への栄養供給の通路ともなっており、生物多様性の高いスポットになることも知られています。世界的に有名な海底峡谷には、カリフォルニア沖のモントレー峡谷などがあります。日本近海にも駿河湾に深い海底峡谷が発達しています。

使い方・例文

海洋調査の報告書や地球科学の教科書で「大陸斜面の地形」を説明する際に登場します。また、深海漁業や海底ケーブルの敷設ルートを検討する場面でも海底峡谷の位置が重要な要素となります。

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