大陸斜面とは?
たいりくしゃめん
大陸斜面とは、大陸棚の外縁から深海底に向かって急傾斜で落ち込む海底地形で、浅い海と深海をつなぐ境界領域です。
大陸斜面(たいりくしゃめん、continental slope)は、海底地形の区分のひとつで、大陸縁辺部において大陸棚(水深200メートル前後まで続くなだらかな浅海域)が終わり、そこから急激に深海底(水深2000〜5000メートル)へと落ち込む傾斜面のことを指します。
大陸斜面の傾斜は平均で3〜6度程度とされますが、陸上の急崖に相当する急峻さで、水平距離に対して垂直方向への落差が大きい点が特徴です。幅は数十キロメートルから数百キロメートルに及ぶ場合があります。
大陸斜面の重要な地形的特徴として海底谷(かいていこく)があります。これはリアス式海岸の川の侵食や海底地滑りによって形成された谷状の地形で、深海へと土砂・有機物を輸送する重要な通路となっています。
生態学的にも大陸斜面は重要な環境です。
- 光が届かない深部では化学合成生物群集が見られることがある
- 有機物が大量に堆積し、多様な底生生物の生息地となっている
- 天然ガスハイドレート(可燃氷)が大量に埋蔵されていることが知られている
海底資源探査や地震・津波の発生メカニズムを理解するうえでも、大陸斜面は地球科学上の重要な研究対象となっています。
使い方・例文
海洋地形の説明や地理の教科書で「大陸棚の端から大陸斜面を経て深海底へと続く」という形で登場します。海底資源や海洋生態の解説でも頻繁に使われる用語です。
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