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背弧盆とは?

はいこぼん

海洋プレートの沈み込みによって形成される島弧の背後(大陸側)に位置する、比較的浅い海盆地形のことです。

背弧盆(はいこぼん、back-arc basin)とは、海洋プレートが別のプレートの下に沈み込む「沈み込み帯」において、形成される島弧(火山列島)よりも大陸側に位置する縁海の海盆のことです。弧の「背後」に広がる盆地という意味で「背弧盆」と呼ばれます。

背弧盆の形成メカニズムは、沈み込むプレートの動きに伴うマントルの流動(ロールバック)や、島弧背後での地殻の引き伸ばし(拡大)によるものと考えられています。その結果、島弧の背後で地殻が薄くなり、マグマが上昇して新しい海底が生み出されます。これは中央海嶺における海洋底拡大と類似した過程です。

背弧盆の主な特徴は以下の通りです。

  • 水深は通常2000〜4000m程度で外洋の深海より浅い
  • 熱流量が高く、熱水噴出孔や海底熱水活動が活発
  • 若い玄武岩質の海洋地殻で構成される
  • 沈み込みが停止すると活動が止まり冷却・沈降する

代表的な背弧盆としては、日本海(ユーラシアプレートと日本列島の間)・沖縄トラフ・マリアナ海盆などがあります。日本海は背弧盆として形成されたと考えられており、その過程で日本列島がユーラシア大陸から分離しました。背弧盆には海底熱水鉱床が形成されることも多く、マンガン・銅・亜鉛などの金属資源が濃集しています。

使い方・例文

沖縄本島の西側に広がる沖縄トラフは現在も拡大中の背弧盆で、海底には熱水噴出孔があり、研究船による調査が継続されています。

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