浅焦点撮影とは?
あさしょうてんさつえい
被写体にピントを合わせ背景を大きくぼかすことで、視線を誘導したり映像に奥行き感を生み出す撮影技法です。
浅焦点撮影(せんしょうてんさつえい)とは、カメラのレンズの絞り(F値)を開放またはそれに近い設定にし、ピントが合う範囲(被写界深度)を極めて浅くする映像・写真の撮影技法です。英語では「シャロー・フォーカス(shallow focus)」とも呼ばれます。
この技法の仕組みは、レンズの光学的特性にあります。絞りを開放するほど焦点が合う奥行き範囲が狭まり、ピント面の前後にある被写体が柔らかくぼけた状態(ボケ)で写ります。焦点距離が長い望遠レンズを使うと、さらに被写界深度が浅くなり、ボケ効果が強調されます。
浅焦点撮影が選ばれる主な理由には次のようなものがあります。
- 被写体を背景から切り離し、視線を自然に誘導する
- 背景の雑然とした要素を目立たなくし、画面を整理する
- 人物の表情や細かなディテールに集中させる
- 映像や写真に柔らかく幻想的な雰囲気を与える
映画やドラマの人物クローズアップシーン、ポートレート写真、料理・商品写真など幅広いジャンルで活用されており、映像表現の代表的な技術として定着しています。
使い方・例文
ポートレート撮影で人物の顔にピントを合わせ、背景の木々を柔らかくぼかすことで、被写体を際立たせる場面などで使われます。
この用語をシェア
最終更新: