水道広域化とは?
すいどうこういきか
水道広域化とは、複数の自治体が水道事業を統合・連携して運営効率を高め、持続可能な供給体制を築く取り組みです。
水道広域化とは、隣接する複数の市町村や水道事業体が事業を統合または連携し、水道の安定供給・効率的運営・経営基盤の強化を図る政策的な取り組みです。人口減少に伴う料金収入の減少と、施設老朽化による更新費用の増大という「二重の課題」に対応するために推進されています。
広域化の形態は大きく三つに分類されます。
- 経営統合:複数の事業体が法人格ごと統合し、一つの事業体として運営する最も進んだ形
- 施設の共同利用:浄水場や管路などを共同で整備・管理し、コストを分担する形
- 業務の共同化:検針・料金収納・水質検査などの業務を共同で行う連携形態
広域化によって期待される効果としては、スケールメリットによるコスト削減、専門技術職員の確保・育成、施設の集約化による重複投資の回避などがあります。一方で、自治体間の財政規模や施設水準の差異、料金格差の調整、議会や住民の合意形成など、実現に向けた課題も少なくありません。
国は水道法の改正(平成30年)によって広域連携の推進を明記し、都道府県が中心となって広域化の検討・調整を行う体制を整えています。
使い方・例文
人口が減少している複数の中山間地域の町が水道事業を統合し、一つの浄水場で広域に送水することで、施設の維持コストと管理職員数を削減した事例が全国各地で見られます。
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