染付とは?
そめつけ
白い磁器素地にコバルト顔料で絵付けし、透明釉をかけて焼成した、青白色の模様が特徴の陶磁器技法です。
染付(そめつけ)とは、白磁の素地にコバルト化合物を含む顔料(呉須〈ごす〉)で文様や絵を描き、その上に透明な釉薬をかけて高温で焼成した陶磁器のことです。白地に鮮やかな藍青色の文様が浮かび上がる外観が最大の特徴で、英語では「ブルー・アンド・ホワイト(Blue and White)」とも呼ばれます。
染付は中国で発展した技法であり、14世紀の元朝時代には景徳鎮窯で本格的な生産が始まったとされています。明朝・清朝を通じて完成度を高め、交易品として東南アジア・中東・ヨーロッパへと広まりました。日本には17世紀初頭、肥前(現在の佐賀・長崎県)の伊万里や有田において国産磁器が誕生するとともに染付の技術が根付き、伊万里焼・有田焼の代表的な様式となりました。
染付の主な特徴を整理すると次の通りです。
- 呉須と呼ばれるコバルト顔料で素焼き前に下絵付けをする
- 透明釉の下に絵が閉じ込められるため発色が安定する
- 山水画・草花・人物・龍など様式化された文様が多い
- 他の彩色(赤絵など)を加えた「染錦」も広く作られる
染付は現在も伊万里・有田・美濃・瀬戸など各産地で生産され、日本の陶磁器を代表する様式として国内外で高い評価を受けています。
使い方・例文
食器店で「青白い花模様の磁器」を見かけた場合、その多くは染付技法によるもので、有田焼や波佐見焼の染付食器は日常使いから贈り物まで幅広く用いられています。
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