白磁とは?
はくじ
白磁とは、白色の粘土素地に透明釉をかけて高温で焼成した磁器で、純白の肌が最大の特徴であり、中国・朝鮮・日本などで発展した陶磁器の一分野です。
白磁(はくじ)とは、鉄分の少ない白色の陶石・カオリンなどを原料とした磁器素地(胎土)に、透明または半透明の釉薬をかけて高温(1200〜1400℃前後)で焼成した磁器です。純白または乳白色の美しい肌が特徴で、装飾を加えずに白さそのものを鑑賞するものと、青花(染付)や赤絵の素地として使われるものの両面があります。
白磁の起源は中国・隋から唐代(6〜9世紀頃)に求められ、北方の邢窯(けいよう)がその代表的な産地として知られます。宋代には定窯の白磁が特に珍重され、象牙色がかった温かみのある肌と、花卉文の印花・刻花装飾で高い評価を得ました。
朝鮮半島では李朝(朝鮮王朝)時代に白磁が独自の発展を遂げ、シンプルで雑味のない「朝鮮白磁」として日本の茶人たちにも愛好されました。日本では江戸時代初期に有田(肥前)で磁器焼成が始まり、白磁の技術が確立されました。
白磁の魅力は:
- 純粋な白さと清潔感のある美しさ
- 青花・染付・赤絵などの絵付けとの相性の良さ
- 光の当たり方によって変わる微妙な色調
- 料理の色を引き立てる食器としての機能美
現代でも食器・工芸品・美術陶磁器として幅広く制作され、白磁の美しさを追求する陶芸家も多くいます。
使い方・例文
「白磁の皿は料理の色を引き立てるため、レストランや家庭の食卓で広く使われます。また、朝鮮白磁の壺は茶道具として珍重され、美術館の陶磁器コレクションにも多く収蔵されています。」
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