景徳鎮窯とは?
けいとくちんよう
景徳鎮窯とは、中国江西省景徳鎮市を中心に発展した陶磁器の産地で、宋代から現代まで1000年以上にわたり中国最大の官窯・民窯として白磁・青花磁器を供給してきた窯です。
景徳鎮窯(けいとくちんよう)は、中国江西省北東部に位置する景徳鎮市で展開してきた陶磁器生産の総称です。良質な磁器原料(高嶺土=カオリン)と燃料となる森林、水運の便に恵まれたこの地は、宋代(960〜1279年)以降に急速に発展し、中国陶磁史の中心地となりました。
景徳鎮という地名は宋の真宗(景徳年間、1004〜1007年)がこの地の窯に御器の製作を命じ、自らの年号を与えたことに由来します。以後、宮廷に磁器を納める官窯(御窯厰)が設置され、元・明・清と歴代王朝の保護を受けて発展しました。
景徳鎮を代表する陶磁器の種類には以下のものがあります。
- 白磁:透き通るような白い磁肌が特徴で、宋・元代に技術が確立された
- 青花(染付):コバルト顔料による藍色の絵付けが特徴で、元代から本格化し世界中に輸出された
- 五彩・粉彩・琺瑯彩:明・清代に発展した多彩な上絵付け技法
景徳鎮の磁器はシルクロードや海上交易路を通じてアジア・中東・ヨーロッパへ広まり、ヨーロッパでは磁器全般を「チャイナ(China)」と呼ぶほどの影響を与えました。現在も景徳鎮は「磁都」として陶磁器生産の中心地であり続けています。
使い方・例文
「元代に景徳鎮窯で量産された青花磁器は、中東や東南アジアへ大量に輸出され、各地の陶磁器文化に多大な影響を及ぼした」という文脈で語られます。
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