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五彩とは?

ごさい

五彩とは、中国陶磁器の装飾技法のひとつで、白磁の上に赤・緑・黄・青などの多色のエナメル釉を用いて文様を描いた器物のことです。

五彩(ごさい)は、中国で発展した陶磁器の多色絵付け技法、およびその技法で製作された器物の総称です。「五彩」という名称は五色(多彩)を意味し、主に赤・緑・黄・青・黒などの色を組み合わせて华やかな文様を表現します。

五彩の制作工程は大きく段階に分かれます。まず素焼きした白磁の上に青(コバルト)で輪郭線を描き、本焼きを行います(青花技法)。次に、焼き上がった器面の輪郭内に赤・緑・黄などの低温焼成のエナメル釉を塗り重ねて再度焼成します。この二段階の工程により、鮮やかで繊細な多色装飾が実現します。

五彩の様式には代表的なものがいくつかあります。

  • 明代嘉靖五彩:力強い赤と緑のコントラストが特徴の豪快なスタイル
  • 明代万暦五彩:精緻で華麗な文様が特徴で、日本にも多く伝来
  • 日本の伊万里・柿右衛門様式:中国五彩の影響を受けて発展した和製多色磁器

日本には江戸時代に多く渡来し、日本の色絵陶磁器(有田焼・九谷焼など)の発展に深く影響を与えました。現代の骨董市場でも明代・清代の五彩は高く評価されており、優れた作品は国際的なオークションで高値を記録します。美術・工芸の文脈で語られることが多い技法です。

使い方・例文

五彩は、博物館の東洋陶磁器コレクションや茶道具の解説でよく登場する用語です。「万暦五彩の皿」などと表現され、絵付けの色鮮やかさや文様の細密さが鑑賞のポイントとなります。

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