本文へスキップ

明朝とは?

みんちょう

明朝とは、14世紀から17世紀に中国を支配した漢民族による統一王朝で、鄭和の大航海や万里の長城の大規模整備などで知られます。

明朝は1368年に朱元璋洪武帝)が元朝を滅ぼして建国した漢民族の王朝で、1644年に李自成の反乱と清朝の入関によって滅亡するまで約276年続きました。首都は当初南京でしたが、永楽帝の時代に北京に移されました。

初代洪武帝は農民出身から皇帝に成り上がった人物で、元朝の支配による社会混乱を立て直すため、中央集権の強化・農業基盤の再建・里甲制の導入などを進めました。また宰相職を廃止して皇帝独裁を強化したことも特徴です。

永楽帝(在位1402〜1424年)の時代には対外進出が活発化し、鄭和が率いる大艦隊が7回にわたって東南アジア・インド・アフリカ東岸まで遠征しました。この大航海は西洋の大航海時代とほぼ同時期に行われましたが、永楽帝の死後に中止されました。また北方のモンゴル勢力に対抗するため万里の長城が大規模に修築・整備されたのもこの時代です。

文化面では陶磁器(染付・青花)の技術が頂点に達し、ヨーロッパや日本へ輸出されました。16世紀後半から倭寇や北虜南倭問題、宦官勢力の台頭などが重なり、明朝は徐々に衰退し、最終的に清朝に取って代わられました。

使い方・例文

「鄭和の大航海」や「万里の長城」を解説する際に明朝が必ず登場し、漢民族による中国再統一の象徴的な王朝として位置づけられます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語