月面着陸機とは?
げつめんちゃくりくき
月面着陸機とは、月の表面に安全に降下・着陸するために設計された宇宙探査機または宇宙船の一種です。
月面着陸機(Lunar Lander)とは、月の軌道や宇宙空間から月面へと降下し、着陸を行う目的で設計された宇宙機です。人員や機器を月面に届けたり、科学観測を行ったりするために使用されます。
月には大気がないため、パラシュートが使えず、エンジン逆噴射と精密な制御のみで減速・着陸しなければなりません。この点が地球や火星への着陸と大きく異なります。着陸機の主な構成要素には、降下エンジン、着陸脚、燃料タンク、通信装置、電力供給システム(太陽電池やバッテリー)などがあります。
歴史的に代表的な月面着陸機には次のようなものがあります。
- アポロ月着陸船(LM):1969年から1972年にかけてNASAが使用し、12名の宇宙飛行士を月面に届けた
- ソ連のルナ計画:無人着陸機による軟着陸・サンプルリターンを実施
- 日本のSLIM:2024年に精密着陸技術を実証した小型月着陸実証機
現在はアルテミス計画や各国の月探査プログラムにおいて、商業月面輸送サービス(CLPS)など民間企業も月面着陸機の開発・運用に参入しています。月面への物資・人員輸送インフラとして、その重要性は高まっています。
使い方・例文
NASAのアポロ11号ミッションでは、着陸機「イーグル」が1969年7月20日に月の静かの海へ着陸し、人類初の月面歩行を実現しました。
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