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暗室とは?

あんしつ

暗室とは、フィルム写真の現像・焼き付けを行うために光を完全に遮断した作業部屋のことです。

暗室(あんしつ)とは、フィルム写真の現像・定着・焼き付け(プリント)作業を行うために、外部からの光を完全に遮断した専用の部屋または空間のことです。フィルムや印画紙は光に非常に敏感なため、わずかな光漏れでも作品が台無しになってしまいます。

暗室での作業は大きく段階に分かれます。まず現像工程では、撮影済みのフィルムを現像液・停止液・定着液の順に浸して潜像を可視化し、安定させます。次に焼き付け工程では、引き伸ばし機(エンラージャー)を使って印画紙にネガの像を露光し、同様に現像・定着・水洗して写真プリントを完成させます。

暗室内の照明には、印画紙が感じにくい波長の赤色や橙色のセーフライトが用いられます。温度管理も重要で、現像液の温度が一定でないと発色や濃度にムラが生じます。

デジタルカメラの普及により、現在では暗室作業を必要とする機会は大幅に減りましたが、フィルム写真の独特の質感や手作業の醍醐味を求めて暗室を使う写真愛好家は今も少なくありません。また、アートや教育の場でフィルム写真・暗室技法が見直される動きもあります。

使い方・例文

「フィルムカメラで撮影した後、暗室にこもって自分でプリントを焼いた。」写真・芸術の文脈で現像・プリント作業の場所を指すときに使います。

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