引き伸ばし機とは?
ひきのばしき
引き伸ばし機とは、現像済みのネガフィルムに光を当てて印画紙に投影し、写真を拡大焼き付けするための暗室用機材です。
引き伸ばし機(エンラージャー)は、写真の暗室作業に使用される機器で、現像済みのネガフィルムを光源で照射し、レンズを通して印画紙に拡大した像を投影・焼き付けるための装置です。
基本的な構造は、光源(電球)・ネガキャリア(フィルムを固定する部品)・引き伸ばしレンズ・焦点調節機構・昇降スタンドで構成されています。光源の高さを変えることで印画紙への投影サイズを調整し、レンズの絞りと露光時間を組み合わせて適切な明るさを得ます。
引き伸ばし機を使った焼き付けの手順は以下の通りです。
- 現像済みネガをキャリアに挟んで引き伸ばし機にセットする
- サイズ・ピントを調整し、テスト露光を行う
- 適切な時間・絞りで本番の露光を実施する
- 現像液・停止液・定着液の入ったバットに順番に浸して仕上げる
写真家は「焼き込み」(部分的に露光を増やして暗くする)や「覆い焼き」(部分的に露光を減らして明るくする)といった技法を駆使して、一枚一枚独自の仕上がりを作り出しました。デジタル写真の普及により暗室作業は激減しましたが、フィルム写真の再評価とともに引き伸ばし機への関心も高まっています。
使い方・例文
フィルム写真の暗室作業を紹介する場面や、アナログ写真の技法を学ぶ写真教室・ワークショップの文脈で登場する機材です。
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