定着液とは?
ていちゃくえき
定着液とは、写真現像において現像されたフィルムや印画紙の像を光に安定させるために使う化学薬品です。
定着液(ていちゃくえき)は、写真フィルムや印画紙の現像工程で使用される化学薬品で、現像後に残る未反応のハロゲン化銀を溶解・除去し、画像を永続的に安定させる(定着させる)ために不可欠な薬剤です。英語では「フィクサー(fixer)」と呼ばれます。
主成分として古くからチオ硫酸ナトリウム(ハイポ)が使われており、ハロゲン化銀と反応して水溶性の銀錯体を形成し、フィルムや印画紙から洗い流せる状態にします。現代の定着液にはチオ硫酸アンモニウムを主成分とする迅速定着液(ラピッドフィクサー)も広く使われ、処理時間を短縮できます。
定着工程は現像プロセスの中で次のように位置づけられます。
- 現像液:銀イオンを黒色の銀に還元して像を形成
- 停止液:現像を即座に止める
- 定着液:未反応のハロゲン化銀を除去して光安定化
- 水洗:定着液を完全に洗い流す
定着が不十分だと、時間の経過とともに写真が黄変・褪色してしまいます。使用済みの定着液には銀が溶け込んでいるため、環境への適切な廃液処理も重要です。
使い方・例文
「現像液でフィルムの像を出した後、定着液に浸して光に当たっても変化しない状態にします。」写真の現像工程を説明する文脈で使われます。
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