方解石とは?
ほうかいせき
方解石とは、炭酸カルシウムを主成分とする鉱物で、石灰岩や大理石の主要構成鉱物として広く知られています。
方解石(ほうかいせき)は、化学式CaCO₃で表される炭酸カルシウムの鉱物です。英語では「カルサイト(Calcite)」と呼ばれ、地球上で最も産出量の多い鉱物のひとつに数えられます。
方解石の最大の特徴は、完全な劈開(へきかい)性を持つことです。特定の方向に沿って規則正しく割れる性質があり、割ると菱形(菱面体)になります。また、複屈折(光が二方向に分かれて進む現象)を示すことでも有名で、透明な結晶を通して文字を見ると二重に見えます。
方解石の主な産状・用途は以下のとおりです。
- 石灰岩:方解石が主体の堆積岩で、セメントや建築材料に利用
- 大理石:石灰岩が変成したもので、彫刻や建築の装飾に使われる
- 鍾乳洞:地下水による溶解・再沈殿で鍾乳石や石筍を形成
- 光学機器:透明な結晶が偏光プリズムに使用されていた歴史がある
モース硬度は3で、爪で傷がつく程度の硬さです。色は無色透明が基本ですが、不純物を含むと白・黄・ピンク・緑など多様な色を示します。理科の授業では塩酸をかけると二酸化炭素が発生する反応の代表例として登場します。
使い方・例文
理科の実験で方解石に塩酸を数滴たらすと、泡立ちながら二酸化炭素が発生する反応が観察できます。
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