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敗血症とは?

はいけつしょう

敗血症とは、感染症に対する体の過剰な免疫反応が全身に及び、臓器の機能障害を引き起こす生命を脅かす重篤な病態のことです。

敗血症(はいけつしょう、英語:Sepsis)とは、感染症細菌ウイルス・真菌などによる)に対して体の免疫反応が制御不能なほど過剰になり、全身の炎症・血流障害・臓器障害が引き起こされる重篤な病態です。かつては「血液中に細菌が入り込む病気」というイメージで語られましたが、現在は「感染に対する生体の異常反応によって引き起こされる臓器機能障害」と定義されています(2016年改訂の「Sepsis-3」定義)。

敗血症は、もともと別の場所にあった感染症(肺炎・尿路感染症・腸管感染症・皮膚の傷など)が引き金となり、感染部位から血液中に細菌や毒素が移行することで全身に広がります。免疫系が過剰反応することで炎症反応が全身に拡大し、血圧低下・血流不全を招き、腎臓・肺・心臓・肝臓などの多臓器不全へと進行することがあります。

敗血症の主な症状には以下があります。

  • 発熱または体温低下(高体温・低体温のどちらも起きうる)
  • 急激な心拍数の増加・呼吸困難
  • 意識障害・意識混濁
  • 血圧の急激な低下(敗血症性ショック)

敗血症は迅速な診断と早期治療が予後に大きく影響します。治療の基本は、感染源に対する抗菌薬の投与・輸液による循環維持・臓器サポートです。世界では毎年多くの患者が敗血症で命を落としており、早期発見と適切な対応が重要な医療課題となっています。日本でも集中治療室(ICU)における主要な死因のひとつです。

使い方・例文

「手術後の患者が高熱と血圧低下を起こし、検査の結果、敗血症と診断されて直ちにICUへ移送された」のように、重篤な感染症合併症の文脈で使われます。

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