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持ち上げ凝結高度とは?

もちあげぎょうけつこうど

地表付近の空気塊を持ち上げたとき、水蒸気が凝結して雲が発生し始める高度のことです。

持ち上げ凝結高度(LCL:Lifting Condensation Level)とは、気象学において、地表付近の不飽和な空気塊を断熱的に上昇させたとき、その空気塊が飽和状態に達して雲底が形成される高度を指します。

地表の空気は温度と湿度を持っており、上昇するにつれて断熱冷却によって温度が下がります。一方、露点温度は上昇しても緩やかにしか変化しません。この二つの値が一致する高度が持ち上げ凝結高度であり、そこで相対湿度が100%に達して凝結が始まります。

持ち上げ凝結高度は次のような要因によって変化します。

  • 地表気温が高いほど高度は上がる傾向がある
  • 地表の湿度が高いほど高度は低くなる(雲が低く発生する)
  • 乾燥した大陸性の気団では高く、海洋性気団では低くなりやすい

この高度は積雲の雲底高度の目安として用いられ、対流性降水の予測や航空気象、山岳気象において重要な指標となります。また、自由対流高度(LFC)や対流有効位置エネルギー(CAPE)の計算とともに、雷雨や突風の発生ポテンシャルを評価する際にも活用されます。

使い方・例文

気象予報士が積乱雲の発達を予測する際や、グライダーパイロットが上昇気流の強さを読む際に持ち上げ凝結高度が参照されます。地表気温と露点温度の差が小さい湿った日には低い雲底の雲が、差が大きい乾燥した日には雲底が高い積雲が発生しやすいことをこの概念で説明できます。

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