慣性とは?
かんせい
慣性とは、物体が外から力を受けない限り、現在の運動状態(静止または等速直線運動)を保ち続けようとする性質のことです。
慣性(かんせい)とは、物体が外部から力を加えられない限り、止まっているものは止まり続け、動いているものは同じ速さで同じ方向へ動き続けようとする性質を指します。17世紀にガリレオ・ガリレイが先駆的な考察を示し、アイザック・ニュートンが「運動の第一法則(慣性の法則)」として体系化しました。
日常生活でも慣性の影響は至るところで感じられます。バスが急発進すると乗客が後ろに傾くのは、体が静止しようとする慣性が働くためです。逆に急ブレーキをかけると前に倒れそうになるのは、体が動き続けようとする慣性によるものです。
慣性の大きさは物体の「質量」に比例します。質量が大きい物体ほど慣性が強く、動かし始めるにも止めるにも大きな力が必要です。貨物列車が止まりにくいのはこのためです。
慣性は宇宙空間でより顕著に現れます。摩擦や空気抵抗がないため、一度動き出した宇宙探査機は推力を使わなくても直進し続けることができます。自動車のシートベルトやエアバッグも、慣性による乗員への衝撃を和らげるために設計された安全装置です。
使い方・例文
「急ブレーキをかけると体が前に突き出されるのは慣性のはたらきだ」のように、力学の説明で使われます。
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