恒星月とは?
こうせいつき
恒星月とは、月が遠くの恒星を基準として地球を一周するのに要する時間で、約27.3日です。
恒星月(こうせいつき、sidereal month)とは、月が遠方の恒星を基準として地球のまわりを一周するのに要する時間のことです。その長さは約27.321日(27日7時間43分)です。
月の公転周期を測る基準には「何を固定点とするか」によって複数の定義があります。恒星月は遠くの恒星という固定した背景を基準にしているため、月の真の公転周期を表しています。一方、私たちが日常的に感じる「月の満ち欠けの周期」である朔望月(約29.5日)は、太陽を基準にしており、地球自体も太陽の周りを公転しているため恒星月より約2日長くなります。
恒星月と朔望月の差が生じる理由は次のとおりです。月が恒星基準で一周する27.3日の間に、地球も太陽の周りを約27度移動します。そのため月が次に「太陽と同じ方向」に戻るには、さらに約2日間余分に公転する必要があります。この差が天文学の重要なポイントです。
恒星月は天文学の計算や人工衛星の軌道解析などで用いられる精密な時間単位であり、暦の設計や潮汐の研究とも深く関わっています。日本語では「恒星月」と書き、「こうせいつき」と読みます。
使い方・例文
天文台が月の軌道計算をする際には、恒星を基準とした恒星月を用いることで、より正確な月の位置を予測できます。
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