広戸風とは?
ひろとかぜ
広戸風とは、岡山県北部の広戸地区周辺で吹く局地的な強風で、日本三大局地風のひとつに数えられる乾燥した南風です。
広戸風(ひろとかぜ)は、岡山県津山市北部から奈義町・勝央町周辺にかけての地域で発生する局地的な強風です。那岐山(なぎさん、標高約1240メートル)の南斜面を吹き降りるフェーン現象の一種で、日本三大局地風(比較的知られるものとして広戸風・清川だし・やませなどが挙げられる)のひとつとして位置づけられます。
広戸風は、日本海側に低気圧が発達したときに南からの気流が那岐山を越えて吹き降りる際に生じます。山を越えることで空気が断熱圧縮され、気温が上昇するとともに乾燥した風となります。最大風速が30メートル毎秒を超えることもあり、農作物や家屋に深刻な被害をもたらすことがあります。
主な特徴は以下のとおりです。
- 発生時期:秋から春にかけて多く、季節を問わず突発的に発生することもある
- 風向:南〜南南東の乾燥した強風
- 気温上昇:吹き降ろし時にフェーン現象で気温が急上昇する
- 農業被害:稲などの農作物の倒伏・乾燥被害を引き起こす
地元では古くから「広戸風が吹くと田んぼが焼ける」と恐れられており、この風土が地域の農業・建築文化にも影響を与えてきました。
使い方・例文
「台風が日本海を通過した際、広戸風が那岐山を越えて吹き降り、津山盆地の農地に大きな被害をもたらした。」
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