嫦娥5号とは?
じょうがごごう
嫦娥5号とは、中国が2020年に打ち上げた月探査機で、約44年ぶりとなる月のサンプルリターンを実現した宇宙機です。
嫦娥5号(じょうが5ごう)は、中国国家航天局(CNSA)が2020年11月に打ち上げた月探査機です。中国の月探査プログラム「嫦娥計画」の第5号機にあたり、月面から岩石・土壌のサンプルを採取して地球に持ち帰るサンプルリターンミッションを目的としています。
嫦娥5号は軌道船・帰還船・着陸船・上昇船の4モジュールで構成されていました。月の北西部「嵐の大洋」に着陸したのち、表面のドリル掘削と機械アームによる採取を実施し、約1.73kgの月面サンプルを収集しました。その後、上昇船が月面から離陸して軌道船とドッキング、サンプルを移送して地球への帰還軌道に入りました。
回収カプセルは2020年12月に内モンゴルに着地し、ミッションは成功裏に終了しました。月のサンプルリターンは、旧ソ連のルナ24号(1976年)以来約44年ぶりの成果でした。
科学的意義としては、
- 月の火山活動が約20億年前まで続いていた可能性を示す若い岩石の発見
- これまでの月科学モデルの修正を迫る年代データの取得
- 中国の有人月探査に向けた技術実証
などが挙げられ、国際的に高い注目を集めました。
使い方・例文
「嫦娥5号が持ち帰った月のサンプルの分析から、月面では予想より最近まで火山活動が続いていたことが示された」というように、月科学や宇宙開発の話題で登場します。
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