大和綴じとは?
やまととじ
大和綴じとは、日本の伝統的な製本技法の一つで、和紙を折り重ねた冊子の背に糸を通して綴じる和装本の製本様式のことです。
大和綴じ(やまとどじ)とは、日本古来の和装本(和本)における製本様式の一つです。本文となる紙を二つ折りにして重ね、折り目側を背にして揃え、そこに数か所の穴を開けて糸や紐を通すことで冊子として綴じる技法です。
大和綴じの歴史は平安時代にまで遡るとされ、和歌集や物語、仏典の写本など、貴族文化が花開いた時代の書物に広く用いられました。その名称は「大和(やまと)」=日本に由来し、中国から伝来した綴じ方と区別するために名付けられたと言われています。
大和綴じの代表的な特徴と関連する綴じ方は以下の通りです。
- 四つ目綴じ:4か所に穴を開けて綴じる最も一般的な様式
- 亀甲綴じ:穴を6か所開け、亀の甲羅のような模様に糸を渡す装飾的な様式
- 麻の葉綴じ:麻の葉模様に見えるように糸を渡す様式
現代では文庫や商業出版においては洋装の製本が主流ですが、和装本の美しさや手仕事の温もりへの関心から、和綴じノートや手製本のワークショップが各地で行われており、伝統工芸・アート作品としての評価も高まっています。表紙に和紙や布を使い、手縫いの糸模様が見えるその姿は、日本の美意識を体現した製本様式として広く親しまれています。
使い方・例文
「大和綴じ」は、和雑貨店や文具店で「大和綴じのノート」として販売されていたり、ワークショップの案内に「大和綴じで自分だけの手製本を作ろう」のような表現で登場したりします。
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