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多形滲出性紅斑とは?

たけいしんしゅつせいこうはん

多形滲出性紅斑とは、皮膚や粘膜に多彩な形の赤みや水疱が生じる急性炎症性皮膚疾患です。

多形滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん)は、皮膚や粘膜に多様な形態の病変が突然出現する急性炎症性疾患です。英語では「Erythema Multiforme(EM)」と呼ばれます。

病変の特徴は「標的様(ターゲット様)病変」と呼ばれる同心円状の赤みで、中心部に水疱や壊死、周囲にリング状の発赤が見られます。手足の甲・手掌・足底・前腕など四肢末端に対称性に現れやすく、口腔粘膜にも潰瘍が生じることがあります。

原因は主に以下の2つに大別されます。

  • 感染症(単純ヘルペスウイルスが最多。マイコプラズマなども関与)
  • 薬剤(抗生物質・解熱鎮痛薬・抗てんかん薬など)

重症型はスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)と呼ばれ、全身の粘膜や皮膚が広範囲にわたって剥離し、目・口・性器などに重篤な損傷を起こします。軽症例は数週間で自然回復することが多いですが、重症例は入院・全身管理が必要です。治療は原因除去(薬剤中止・感染治療)が基本で、重症例にはステロイドや免疫グロブリンが用いられます。

使い方・例文

口の中にただれが生じ、手足に的(まと)のような同心円状の赤みが急に広がった場合、多形滲出性紅斑が疑われ皮膚科を受診します。

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