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地球時とは?

ちきゅうじ

地球時とは、地球全体を基準とした統一的な時刻体系のことで、宇宙探査や天文学の分野で惑星間の時間を扱う際に用いられる概念です。

地球時(Terrestrial Time、略称 TT)は、国際天文学連合(IAU)が定めた理論的な時刻スケールのひとつです。地球表面(より正確には地球の重心)を基準として定義され、相対性理論の影響を考慮した上で天体の運動や天文計算を行うための基準時刻として使われます。

かつては「地球力学時(TDT)」と呼ばれていたものが1991年に改名されて「地球時(TT)」となりました。地球時は原子時計をベースとした国際原子時(TAI)と密接に関係しており、TT = TAI + 32.184秒という関係式で結びついています。

地球時が重要な場面には、

  • 惑星・月・人工衛星などの軌道計算
  • 天文暦(エフェメリス)の作成
  • 宇宙探査機との通信における時刻管理
  • 相対論的効果を含む精密な時刻補正
などがあります。日常生活で使われる協定世界時(UTC)とは異なり、うるう秒の影響を受けない連続した時刻スケールであるため、長期にわたる天文計算に適しています。宇宙探査の文脈では、火星時や木星時など他の惑星基準の時刻と区別するために「地球時」という言葉が使われることもあります。

使い方・例文

天文学の教科書や宇宙探査のドキュメントで、惑星の位置計算や探査機の軌道修正の際に「地球時(TT)」という表記が登場します。

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