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土瓶蒸しとは?

どびんむし

土瓶蒸しとは、松茸などの食材を土瓶に入れてだしで蒸し上げる日本の伝統料理で、秋の味覚を楽しむ吸い物の一種です。

土瓶蒸し(どびんむし)は、日本料理における吸い物の一形式で、小さな土瓶(陶器製の急須に似た器)に食材とだし汁を入れ、蒸すか火にかけて仕上げる料理です。蓋を開けたときに立ち上る芳香を楽しむことも、この料理の醍醐味のひとつとされています。

土瓶蒸しに使われる食材は、秋の旬のものが中心です。

  • 松茸:土瓶蒸しの主役ともいえる食材で、独特の香りがだしに移り、料理全体を豊かな風味にします。
  • 海老・ハモ・鶏肉:タンパク質系の具材として加えられることが多く、旨みをだしに加えます。
  • 銀杏・三つ葉・ゆず:彩りと香りを添える副材料として使われます。

だし汁には、一番だしを使用するのが基本です。薄口醤油・塩・みりんで上品に整えた吸い物仕立てが一般的で、素材の味を生かした繊細な味付けが求められます。

土瓶蒸しは料亭や懐石料理のコースに登場することが多く、特に松茸の旬である9月から10月にかけて食されます。土瓶のふたを外して少量のすだちを絞り、猪口(ちょこ)に注いで飲むスタイルが伝統的です。日本の秋の風情と素材の贅を味わう、格調高い料理として位置づけられています。

使い方・例文

京都の料亭で秋のコース料理が提供される際、香り高い松茸を使った土瓶蒸しが出され、客がふたを開けた瞬間に広がる松茸の香りを楽しむ場面で登場します。

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