吸い物とは?
すいもの
吸い物とは、だしをベースに薄味の塩・醤油などで調味した、日本料理の伝統的な汁物のことです。
吸い物(すいもの)とは、日本料理における汁物の一種で、昆布・鰹節・煮干しなどのだしに塩や薄口醤油で上品に調味した、澄んだ透き通りの汁が基本です。みそ汁がみそで調味するのに対し、吸い物はみそを使わず、だしの旨味と繊細な塩味を前面に出すのが最大の特徴です。
吸い物の構成要素は大きく3つに分けられます。
- 実(み):汁の中に浮かべる食材。豆腐・麩・白身魚・ハマグリ・松茸・えびなどが用いられる
- 青み(あおみ):三つ葉・木の芽・せりなど、緑色の薬味で彩りを添えるもの
- 吸い口(すいくち):柚子の皮・木の芽・わさびなど、香りを引き立てる仕上げの薬味
吸い物は温かいものだけでなく、夏には冷やした冷製仕立てにもなります。また、懐石料理やおせち料理など改まった席の料理に添えられることが多く、ハマグリの吸い物はお祝いの席(ひな祭り・結婚式など)の定番として親しまれています。
現代ではだしを引く手間を省くために、だしパックや液体だしを使った手軽な吸い物も家庭に広まっています。上質なだしを使いシンプルに仕上げる吸い物は、日本料理の繊細さと素材の旨味を最もよく表す料理のひとつといえます。
使い方・例文
ひな祭りの料理にハマグリの吸い物を添えたり、懐石料理のコースで最初に出てくる汁物として供されたりする場面でよく登場します。
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