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圓朝とは?

えんちょう

圓朝(三遊亭圓朝)とは、幕末から明治にかけて活躍した落語家であり、近代落語の父と称される伝説的な名人です。

三遊亭圓朝(さんゆうてい えんちょう、1839〜1900年)は、幕末から明治にかけて活躍した落語家で、「近代落語の父」とも呼ばれる江戸・東京落語界最大の巨人です。本名は出淵次郎吉(いずぶちじろきち)。三遊亭圓生に入門し、若くしてその才能を開花させました。

圓朝の業績はきわめて多岐にわたります。

  • 怪談噺の大成:「牡丹灯籠」「真景累ヶ淵」「怪談乳房榎」など、長編の怪談噺を自ら創作・完成させ、一大ジャンルを確立した
  • 人情噺の創作:「子別れ」「芝浜」「文七元結」など、今日も高座にかかる名作人情噺の多くは圓朝の創作・改作によるものとされる
  • 速記文学への貢献:圓朝の口演を速記した「怪談牡丹燈籠」(1884年)は日本初の速記出版物とされ、言文一致運動(話し言葉に近い文体で文章を書く運動)にも大きな影響を与えた
  • 三遊派の発展:多くの弟子を育て、三遊一門の隆盛を築いた

その語りは写実的で心理描写に優れており、明治の知識人・文学者にも高く評価されました。坪内逍遥や二葉亭四迷ら近代文学の先駆者たちも圓朝の話芸に影響を受けたと伝えられています。没後も「圓朝まつり」が谷中・全生庵で毎年開かれ、落語界の精神的な源流として尊崇されています。

使い方・例文

「芝浜」「文七元結」「牡丹灯籠」など落語の名作を現代の高座で聴く際、それらの多くが圓朝の創作や整理に基づいていることから、圓朝は落語ファンにとって避けて通れない名前です。

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最終更新:

同じ読みのことば

「えんちょう」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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