牡丹燈籠とは?
ぼたんどうろう
「牡丹燈籠」とは、死者の亡霊が夜ごと男のもとへ通い続ける怪談を描いた日本の古典怪談の代表作です。
「牡丹燈籠」は、中国の怪談「剪灯新話」を原典とし、江戸時代に三遊亭圓朝が日本に翻案して語った長編怪談噺です。圓朝版は明治期に速記本として出版されてベストセラーとなり、後に小説・映画・舞台など多くの形で翻案されてきました。
あらすじは、浪人・萩原新三郎と、牡丹の描かれた燈籠を提げてやってくる美女・お露の恋が中心です。やがてお露はすでに死んでいる幽霊であることが判明し、夜ごと新三郎のもとへ通う亡霊と、その愛に取り込まれていく男の悲劇が語られます。怪談部分だけでなく、周囲の人間模様・欲・裏切りも描かれた重層的な作品です。
この作品の見どころは以下の通りです。
- カラン、コロンと響く下駄の音という怖さの演出
- 愛と死が交差するロマンチックな恐怖
- 登場人物の業や欲が複雑に絡み合う人間ドラマ
- 怪談噺の最高峰として圓朝の名声を不動にした史的意義
毎夏の怪談噺として寄席で演じられるほか、歌舞伎・映画・テレビドラマでも繰り返し取り上げられる日本怪談の定番中の定番です。
使い方・例文
「夏の怪談といえば牡丹燈籠」と言われるほど知名度が高く、怪談特集や怪談本の代表作として必ず登場します。
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