問屋場とは?
といやば
問屋場とは、江戸時代の宿場町に設けられた輸送・流通の管理拠点で、人馬の継立てや荷物の取り次ぎを担った施設です。
問屋場(といやば)は、江戸時代の五街道をはじめとする主要街道の宿場に設置された公的な輸送管理機関です。問屋(といや)とも呼ばれ、幕府や藩の公用荷物・旅人の輸送に用いる人足と馬を管理・手配し、次の宿場へと継ぎ送る「継立(つぎたて)」業務を担いました。
問屋場の主な機能は以下のとおりです。
問屋場を取り仕切る役職が「問屋(といや)」であり、宿場の名主や有力町人が世襲や任命で務めることが多く、宿場経営において大きな権限を持っていました。公用輸送(御用荷物)は無賃または低廉な公定賃金で強制的に請け負わされることも多く、宿場の経済的負担になることもありました。
問屋場は宿場機能の中核を担い、近世日本の物流・交通インフラを支えた重要な制度です。明治以降、近代的な輸送手段の普及とともにその役割を終えました。
使い方・例文
「東海道の宿場町では、問屋場が人馬の手配を仕切り、大名行列の荷物も次の宿場へと継ぎ送っていました。」江戸時代の街道・宿場・物流の話題で登場します。
この用語をシェア
最終更新: