旅籠とは?
はたご
旅籠とは、江戸時代の街道沿いに設けられた宿泊施設で、食事付きの宿として旅人に広く利用されました。
旅籠(はたご)は、江戸時代の日本において街道の宿場町に設けられた宿泊施設です。旅人に対して宿泊だけでなく食事(夕食と朝食)も提供するのが一般的な形態で、今日の旅館に相当します。語源については諸説ありますが、旅行者が馬の飼料(馬の籠)を持参していた習慣に由来するという説が有力です。
旅籠の主な特徴は以下のとおりです。
- 宿泊料金に夕食・朝食が含まれる(食事なしの宿は「木賃宿」と呼ばれ別扱い)
- 旅人の馬を繋ぐ場所(馬小屋)を備えた施設も多かった
- 東海道・中山道などの五街道沿いの宿場に集中して存在
- 女性が客引きをする「飯盛女」を置く旅籠も多く、様々な形態があった
江戸時代の参勤交代や伊勢参りなどの旅行文化の隆盛とともに旅籠は発展し、宿場ごとに数十軒から百軒を超える旅籠が立ち並ぶこともありました。東海道五十三次の各宿場はその代表例です。
現在でも「旅籠」の屋号を名乗る旅館や、江戸時代の旅籠を復元・保存した施設が各地に残っており、当時の旅の文化を伝える観光資源となっています。
使い方・例文
「江戸時代の旅人は東海道を歩き、宿場町の旅籠で一夜の宿と食事をとりながら旅を続けました。」
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