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吸い上げ効果とは?

すいあげこうか

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吸い上げ効果とは、台風などの低気圧が近づいた際に気圧の低下によって海面が押し上げられる現象のことです。

吸い上げ効果とは、台風低気圧が接近した際に、その中心付近の気圧が周囲より著しく低いため、海面が大気に「吸い上げられる」ように上昇する現象です。高潮を引き起こす主要因の一つであり、気象学では逆気圧効果とも呼ばれます。

大気圧が海面を押し下げる力は、1ヘクトパスカル(hPa)の気圧低下に対しておよそ1センチメートルの海面上昇に相当します。たとえば台風の中心気圧が950hPaであれば、通常の大気圧(約1013hPa)との差は約63hPaとなり、吸い上げ効果だけで約63センチメートル海面が上昇する計算になります。

吸い上げ効果は単体でも大きな影響をもたらしますが、実際の高潮被害では以下の要因と組み合わさることで被害が拡大します。

  • 吹き寄せ効果:強風が海水を沿岸に押し寄せる
  • 波浪の重畳:高潮の上に波が乗ることで浸水高がさらに増す
  • 満潮との重なり:天文潮が重なると被害が最大化する

1959年の伊勢湾台風では、吸い上げ効果と吹き寄せ効果が重なり甚大な高潮被害が発生しました。現在の防災・減災対策では、気象庁が高潮予報を発表する際にこの効果を考慮した数値計算が行われています。

使い方・例文

台風が接近するニュースで「高潮に警戒を」と呼びかけられる背景には、吸い上げ効果と吹き寄せ効果による海面上昇のリスクがあり、低地や沿岸部では事前の避難が重要です。

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