古酒(クース)とは?
くーす
古酒(クース)とは、沖縄で伝統的に造られる泡盛を長期間熟成させた酒のことで、年月とともに深まる独特のまろやかさと芳醇な香りが特徴です。
古酒(クース)とは、沖縄県で製造される蒸留酒・泡盛を3年以上熟成させたものを指す言葉です。「古酒」と書いて「クース」と読むのは沖縄独特の読み方で、長期保管・熟成への深い文化的敬意が込められています。
泡盛はタイ米と黒麹菌を使って仕込まれる独特の蒸留酒で、他の日本の蒸留酒とは製法が異なります。新酒の段階では刺激的なアルコール感が強いですが、年を経るごとに角が取れ、まろやかな甘み・バニラや木の香り・複雑な余韻が増していきます。熟成10年・20年・30年を超えるものは希少価値が高く、コレクターにも人気があります。
沖縄では「甕(かめ)仕込み」と呼ばれる伝統製法が重んじられており、陶器の甕に入れた泡盛を涼しい場所で長年保管します。沖縄の家庭では子どもの誕生時に泡盛を甕に入れ、成人や結婚の際に開けるという「百年古酒」の慣習もあります。
酒税法上は、3年以上熟成した泡盛だけが「古酒」を名乗ることができると定められており(全量古酒の場合は全量が3年以上熟成のものに限られます)、品質を保証する基準となっています。沖縄の食文化と歴史を体現する存在として、国内外の愛好家から高い評価を受けています。
使い方・例文
沖縄の料亭や専門店では、10年・20年ものの古酒をロックや水割りで提供することが多く、年数が上がるほど希少で価格も高くなります。
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