原始太陽系星雲とは?
げんしたいようけいせいうん
原始太陽系星雲とは、約46億年前に太陽系が誕生する前の段階に存在した、ガスと塵からなる巨大な回転するガス雲のことです。
原始太陽系星雲(Protosolar Nebula)とは、現在の太陽系が形成される以前に存在した、ガス(主に水素・ヘリウム)と固体微粒子(塵)からなる回転する円盤状のガス雲です。約46億年前、付近の超新星爆発などの衝撃によって分子雲の一部が収縮を始め、中心部に原始太陽が、周囲の円盤に惑星の素材となる物質が集積していきました。
原始太陽系星雲の進化は以下のような段階をたどります。
- 収縮・フラットニング段階:角運動量保存により収縮しながら回転が速まり、円盤状(原始惑星系円盤)に平坦化する
- 微惑星形成:塵が衝突・合体して数kmサイズの微惑星が形成される
- 原始惑星の成長:微惑星が重力でさらに集積し、原始惑星へと成長する
- 惑星の最終形成:原始惑星同士が衝突・合体を繰り返して現在の惑星系が完成する
原始太陽系星雲の組成は太陽系の組成の「指紋」として保存されており、隕石(特にコンドライト)の分析から当時の環境が推測されます。太陽から距離が離れるほど温度が低く、揮発性の物質(水・メタンなど)が凍結できる「スノーライン」の存在が、内惑星と外惑星の組成の違いを説明します。
他の恒星周囲に観測される原始惑星系円盤は、原始太陽系星雲と同様の構造と考えられており、惑星形成論の検証に重要な観測対象となっています。
使い方・例文
「原始太陽系星雲の塵が集積して微惑星となり、さらに衝突合体を繰り返す過程で地球が誕生したと考えられている」のように、太陽系の起源を説明する場面で使われます。
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