南宋とは?
なんそう
南宋とは、12世紀から13世紀に中国の南半分を支配した宋朝の後半期で、北方の金朝に華北を奪われながらも経済・文化の繁栄を続け、最終的にモンゴル帝国に滅ぼされた王朝です。
南宋は1127年、女真族の金朝に首都開封を占領された北宋が崩壊した後、高宗(趙構)が江南の臨安(現・杭州)に遷都して再建した政権です。北宋と南宋を合わせて「宋朝」と呼びますが、一般に北方領土を失った1127年以降を南宋と区別します。
軍事的には金朝に対して劣勢が続き、岳飛のような名将が北方回復に尽力しましたが、宰相秦檜の主導する和平派に阻まれ、岳飛は謀殺されました。領土的には縮小したものの、江南の豊かな農業生産と海上交易によって経済的には繁栄を続けました。
南宋時代は中国史上もっとも商業・経済が発達した時代の一つとされます。紙幣(交子・会子)の普及、海上シルクロードを通じた対外貿易、泉州・広州などの港湾都市の発展がその象徴です。また朱熹(朱子)による朱子学(新儒学)が大成され、後の東アジア思想界に絶大な影響を与えました。1279年、モンゴル帝国(元朝)の攻撃を受け、最後の皇帝が崖山の海戦で敗れて滅亡しました。
使い方・例文
中国史における経済発展を論じる際に「宋代(特に南宋)に商業革命とも呼ぶべき経済成長があった」として、紙幣の普及や海上貿易の拡大とともに取り上げられます。
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