北宋とは?
ほくそう
北宋とは、960年から1127年にかけて中国を支配した王朝で、開封を首都とし、文治主義・科挙制度の整備・経済の発展で知られます。
北宋(ほくそう)は、960年に趙匡胤(太祖)が後周から禅譲を受けて建国した王朝「宋」のうち、首都を開封(現在の河南省)に置いた時代を指します。後に南方へ移って南宋と呼ばれる時代と区別するため「北宋」と呼ばれます。
北宋の大きな特徴は「文治主義」の徹底です。科挙制度を大幅に整備・拡大し、試験によって選ばれた文官が政治を担う体制を確立しました。武断政治を避けるこの方針は内政を安定させた一方、軍事的には北方の契丹(遼)や西夏、女真(金)に対して守勢に回ることが多く、財政的な負担を生みました。
経済・文化面では著しい発展を遂げました。農業技術の向上により食糧生産が増大し、商業都市が栄えました。世界最初期の紙幣「交子」が流通し、印刷技術の普及により書物の大量流通が可能になりました。陶磁器(汝窯・定窯など)や絵画(山水画・風俗画)の技術も頂点を極め、張択端の「清明上河図」はこの時代の開封の賑わいを描いた傑作として知られます。
1127年、女真族の金が開封を攻め落とし(靖康の変)、皇帝が捕虜となって北宋は滅亡しました。
使い方・例文
北宋時代に普及した木版印刷と紙幣「交子」は、世界の経済・文化史を語る上で欠かせないトピックとして取り上げられます。
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