加味逍遙散とは?
かみしょうようさん
加味逍遙散(かみしょうようさん)とは、ストレスや自律神経の乱れに伴う不定愁訴に用いられる代表的な漢方処方で、特に女性に多く使われます。
加味逍遙散(かみしょうようさん)は、逍遙散(しょうようさん)に牡丹皮(ぼたんぴ)と山梔子(さんしし)を加えた漢方処方です。「逍遙」とは「ゆったりと歩き回る」という意味で、心身の緊張を和らげてリラックスさせる効能を表しています。
主な構成生薬は以下の通りです。
- 柴胡(さいこ)・薄荷(はっか):気の流れを整えてストレスを発散させる
- 当帰(とうき)・芍薬(しゃくやく):血を養い、月経不順を整える
- 白朮(びゃくじゅつ)・茯苓(ぶくりょう)・甘草(かんぞう):脾胃を補い、消化を助ける
- 牡丹皮・山梔子:熱を冷まして炎症を鎮める(加味した生薬)
加味逍遙散は「肝気鬱結(かんきうっけつ)」と呼ばれる、精神的ストレスにより気の流れが滞った状態に対応する処方です。主な適応症状には、イライラ・不安感・のぼせ・肩こり・月経不順・更年期障害・不眠などがあります。日本では更年期症状を抱える女性に特によく処方され、OTC医薬品(市販薬)としても広く流通しています。
西洋医学的な治療と組み合わせて用いられることも多く、心療内科や婦人科でも処方される機会があります。ただし、冷え性が強い方や胃腸が弱い方には合わない場合があるため、専門家への相談が勧められます。
使い方・例文
「更年期のほてりやイライラに悩む女性が婦人科で加味逍遙散を処方される」「ストレスによる月経不順の改善目的に服用する」といった場面で多く登場します。
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